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虹診療所

お子さんに多く見られる病気・症状について、家庭でのケア、受診のタイミングなどをできるだけわかりやすくお話しし、お子さんの健康をサポートしていきます。
No  1

こどもの発熱

 平熱とは 

 乳幼児では、1日の体温変化は0.5~1.0℃くらいあり、37.5℃くらいまでは健康児でも見られます。小学校高学年になってくると37℃を越えることは少なくなり、大人と同じように、夜にかけて高くなる傾向も見られるようになってきます。


 測定方法 

 水銀体温計が一番正確ですが、3分以上わきの下ではさまなければなりません。
 最近は、病院でも家庭でもほとんど電子体温計が使用されています。これの長所は1分で測定できることです。短所は、時間当たりの熱の変化から最終体温を予測するため、高体温時はより高く表示され、低体温時はより低く表示されることです。したがって40℃を超える表示の場合、本当の体温は0.5~1.0℃くらい低い場合がよくあります。
 鼓膜体温計は、耳介を後方に引っ張ってから、鼓膜に向けて一瞬で測定できるものですが、誤差範囲が大きく、医療機関ではほとんど使われなくなってきています。


 発熱の意味 

 こどもの発熱は、ほとんどが感染症によるものです。病原体(ばい菌やウイルスなど)が体内に侵入すると、体の免疫による戦いが始まり、発熱が生じます。
 発熱自体は、体の大切な防御反応の一つと考えてください。したがって、免疫の弱い新生児やお年寄りでは、発熱もせず重症化する感染症が時々見られます。


 医療機関受診は? 

 感染症の多くは、免疫により自然治癒します。ですから、熱が上がっても、笑ったり、遊べたり、よく眠れるようでしたら、解熱剤も使わず、すぐに医者に診せる必要もありません。2~3日様子を見てからの受診でも良いでしょう。
 ただし乳児(とくに3ヶ月未満)や、免疫が弱いこども(先天性疾患や免疫抑制剤服用中など)は、一見元気そうでも、熱が出たら24時間以内に医療機関に受診するようにしてください。
 重症感染症でなくても急激な高熱時は、皮膚や腸管への血流が減り、ぐったりして、顔色も悪く、嘔吐なども時々見られます。熱による具合の悪さだけなら数時間で改善しますが、もし改善しない場合は、その時点で受診するようにしてください。


 発熱時対策 

 熱が上がる時には、寒気や震え、手足の冷たさや顔色の悪さなどが見られます。こういう時は暖かくしてあげてください。しばらくして、手足も火照り、顔も赤らんできたら薄着にし、体を冷やしてください。冷やす場所は太い血管の通っている首、わきの下、股などが効果的です。
解熱剤については、先ほどお話したように、こどもの様子を見て、安眠や水分摂取、鎮痛効果などを期待する時だけ使用しましょう。こどもに安全に使用できるアセトアミノフェン(市販のバッファリンやアルピニー座薬など)ならば、5~6時間くらいの一時的効果がみられます。
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