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虹診療所

お子さんに多く見られる病気・症状について、家庭でのケア、受診のタイミングなどをできるだけわかりやすくお話しし、お子さんの健康をサポートしていきます。
No  70

子どもの薬の飲ませ方

 薬は他のものに混ぜて与えると、“飲む量が増えること”、“かえってまずくなることがあること”、“薬によっては効果が弱くなること”などから、そのまま与える習慣をつけるのが大原則です。
ただし、どうしても飲めないと困っている保護者の方への助言として、飲ませ方の工夫や注意点をお話します。




 いつ飲ませるの? 

 吐くことも少なく薬の吸収も良いので、お腹が空いている授乳直前、食前に飲ませてください。

 シロップ剤 

 粉薬より飲みやすいですが、一部の薬にしかこの剤形がないことと、体が大きくなると大量に飲まなければならないことを承知しておいてください。
 飲む前にシロップの入った容器をゆっくり振って、一回量を正確に量って、赤ちゃんにはスプーン、スポイト、ストローや哺乳ビンの乳首を使って飲ませましょう。
 スポイトなどで無理やり押し込むとむせて吐き出すこともありますので、少しずつ舌の裏に流しこむと良いでしょう。飲んだ後は水や湯ざましを少し与えて、口の中の薬の味を消しましょう。

 シロップは変質しやすいので冷蔵庫で保存して、投与期間がすぎたものは捨ててください。また子どもがジュースと間違って飲まないように管理してください。


 粉 薬 
 
 ものわかりが付く幼児以降の子どもには、無理やり飲ますのではなく、薬を飲む必要性を良く話してから与えてください。
水と一緒に飲むのが一番です。
溶いて与える場合は出来るだけ少量にしてあげないと、多量にまずいものを飲まな ければいけなくなり吐くことも増えます。
 小さい子には、スプーンなどに水を入れて、その上に薬を入れて溶かして1~2杯で飲ませるようにしましょう。薬の上に水を加えると溶けにくいので、水が先です。
 また、粉薬をごく少量の水で練って団子状にして、上あごの少し奥や頬粘膜に塗ってから、水などを飲ませるとまずい味が分からないまま飲めてしまいます。
 どうしても水だけで飲めない子どもには、水の代わりにジュース、牛乳、乳酸菌飲料、スポーツドリンクなどを選んで与えてください。また冷たいもの、甘味が濃いものなどに混ぜると薬の味がわかりにくくなりますので、アイスクリーム、コンデンスミルク、水あめ、ジャム、ゼリーなどに薬をはさみ込むように与えると飲みやすくなります。
 ミルクが主食である赤ちゃんには、ミルク嫌いにならないようにミルクは使わない方が良いのですが、ミルクしか飲まないという赤ちゃんに限っては、少量のミルクで溶かせた粉薬を与えた後おいしいミルクをしっかり飲ませて下さい。
 混ぜる物によっては、かえって薬の苦味が強くなったり薬の効果が悪くなることもありますので、薬をもらう時に薬剤師に聞いておきましょう。

 粉薬は湿気を帯びないよう密閉した容器に入れて、日の当たらないところに保管してください。薬にもよりますが3~6か月くらいはとっておけます。


                                   2012年1月
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