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虹診療所

お子さんに多く見られる病気・症状について、家庭でのケア、受診のタイミングなどをできるだけわかりやすくお話しし、お子さんの健康をサポートしていきます。
No  63

嘔吐物の取り扱い方

 6月に入り、夏かぜによると思われる嘔吐、下痢で受診する子どもが増えています。
冬に流行するロタウイルスやノロウイルス同様、排泄された嘔吐物や便から感染が広がります。
 今回は、家族内に感染を拡大させないための、自宅での嘔吐物の取り扱いについてお話します。




 用意しておくもの 
 
 ・ビニール手袋
 ・使い捨てマスク
 ・エプロン
 ・ビニール袋
 ・ペーパータオルもしくは捨てられる布
 ・次亜塩素酸ナトリウム消毒剤(ハイター、ブリーチなどの塩素系漂白剤)
 ・計量カップと消毒薬を薄めるための容器(空のペットボトルでも可)

 消毒液の調整 

 0.1%と0.02%に薄めた塩素系漂白剤が必要です。
家庭用のハイタ―、ブリーチなどは5~6%溶液ですので、それを水道水で薄めます。

  0.1%消毒液(50倍希釈):嘔吐物そのものを消毒するため  
  水道水1リットルに塩素系漂白剤20ml(キャップ1杯)
  *500mlペットボトルを使用する場合:キャップ容量が約5mlなので、ペットボトルを
  水道水で満たし、キャップ2杯の塩素系漂白剤を加える。

  0.02%消毒液(250倍希釈):嘔吐物が付着した衣類などを消毒するため 
  0.1%消毒液をさらに5倍希釈

 消毒方法 

① 嘔吐物
 ・マスク、手袋、エプロンを身に着ける。
 ・0.1%消毒液を染み込ませたペーパータオルや布で嘔吐物を取り除く。
 ・嘔吐物が付着した床やテーブルも出来るだけ広い範囲ふき取る。金属部などは
  腐食することがあるので、30分くらいしてから再度水拭きした方が良い。
 ・ふき取った嘔吐物、ペーパータオルや布、手袋、マスクなどはビニール袋に
  密閉して廃棄する。
 ・流水でよく手洗いする(時間があればシャワー浴)。
 ・嘔吐物が乾燥すると空気中に舞い上がってしまうので、嘔吐物の処理が終了したら、
  窓を開けるなどして十分換気をする。

② 嘔吐物が付着した衣類やシーツ、タオルなど
 ・嘔吐物の処理は①に準ずる。
 ・漂白剤が使えるものは、消毒液0.02%を入れた容器(バケツなど)に30分間漬け置き
  してから洗濯する。
 ・漂白剤が使えない衣類などは、水と一緒に大きな鍋に入れ、1分以上沸騰させる。

③ 嘔吐物が付着したふとん、マットなど
 ・嘔吐物の処理は①に準ずる。
 ・表面は、0.02%消毒液を染み込ませたペーパータオルや布で清拭する。
 ・次に水を染み込ませたペーパータオルや布で清拭する。
 ・ドライヤーや、アイロンで表面に熱を加える(85度以上、1分以上)。
 
 
                                2011年6月

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