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虹診療所

お子さんに多く見られる病気・症状について、家庭でのケア、受診のタイミングなどをできるだけわかりやすくお話しし、お子さんの健康をサポートしていきます。
No  59

ヒブ、肺炎球菌、子宮頸がんワクチンの助成決定

 厚生労働省は、2010年の補正予算で、ヒブ(インフルエンザ桿菌b型)、肺炎球菌、子宮頸がんワクチン接種費用の9割を国と各市町村で負担することを決めました。残りの実費負担を各市町村が助成できるかによって無料になるか自己負担金が必要になるかが決まってきます。 いずれも重要なワクチンでありながら、任意で高額なワクチンでしたので、最近にない画期的な国の判断に拍手です。
 すでに市町村の予算で助成が始まっているところもありますが、2011年、円滑で安全な接種体制がととのった市町村から順に助成が開始されることになりました。




 ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチンは、乳児期早期から接種すれば、生死にかかわり、後遺症を残す可能性の高い細菌性髄膜炎を始めとする重症感染症の多くを予防できます。
 子宮頸がんワクチンも性交渉開始前から接種しておけば発症を70%予防でき、がん検診を組み合わせればほぼ100%予防できるのです。
 いずれも非常に価値の高いワクチンです。これらのワクチンは任意かつ高額なためまだまだ普及していません。
 それぞれの接種スケジュール含めた詳細は、ヒブワクチン:2008年6月号、肺炎球菌ワクチン:2010年3月号、子宮頸がんワクチン:2010年2月号をご参照下さい。


 助成対象 
 
 ヒ  ブ    生後2ヶ月~4歳
 肺炎球菌  生後2ヶ月~4歳
 子宮頸がん 中学1年生~高校1年生


 助成が始まるまで、接種を待っていて良いでしょうか? 

 ヒブ、肺炎球菌による重症感染の約半分は、1歳未満の乳児で発症します。ですから推奨開始時期が生後2ヶ月になっています。乳児に関しては、おそらく小児科医全員が出来るだけ早くワクチン接種を始めた方が良いと言うでしょう。安易に助成が開始するまで待った方が得だとは言えません。
私的意見ですが、1歳過ぎた子どもに関しては、助成開始までの接種待ちは構わないと考えています。
 子宮頸がんワクチンは性交渉開始前に接種しておけば良いので、その対象年齢であれば助成開始時期まで待っていた方が良いでしょう。

 
 市町村によっての違い 
 
 接種体制が整ってからの助成開始になるため、市町村によって対応が様々ですので、市町村の広報や健康管理センターなどで以下の項目を確認しておきましょう。
 ・助成適応ワクチンの種類
 ・自己負担金の有無
 ・助成開始時期
 ・接種ができる委託医療機関
 ・副反応が起きた時の連絡先(接種医療機関?保健所、健康管理センター?)


                               2011年1月
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