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虹診療所

お子さんに多く見られる病気・症状について、家庭でのケア、受診のタイミングなどをできるだけわかりやすくお話しし、お子さんの健康をサポートしていきます。
No  51

予防接種スケジュール〈2〉-1歳以降に接種すべき予防接種-

 先月号に引き続き、今月は1歳以降に接種すべき予防接種スケジュールについてお話します。
1歳過ぎてからの予防接種は、過密ではありませんので余裕を持ってスケジュールが立てられます。
しかし、余裕がありすぎるために接種時期を忘れてしまっている保護者の方をよく見かけます。
① 予防効果を高めるためにも推奨されている間隔で接種すること
② 無料で接種するためにも定期予防接種の年齢制限を守ること、に留意することが大切です。





 1歳以降に接種すべき予防接種の推奨時期と年齢制限 

【 定期予防接種 】
・三種混合Ⅰ期追加(4回目)
    3回目から1年~1年6ヶ月後に1回 (7歳6ヶ月未満)

・麻疹風疹Ⅰ期Ⅱ期
    Ⅰ期 1歳~2歳未満に1回 
    Ⅱ期 小学校入学前の1年間に1回

・日本脳炎Ⅰ期Ⅱ期
    Ⅰ期:3歳以降1回目、1~4週あけて2回目、1年後3回目 (7歳6ヶ月未満)
    Ⅱ期:9歳以降1回 (13歳未満)

・二種混合
    11歳以降1回 (13歳未満)


【 任意予防接種 】

・ヒブ
    1歳までに接種開始する場合、最終接種から1年後に追加1回
    1歳以降接種開始する場合1回 (6歳未満)

・肺炎球菌
    1歳までに接種開始する場合、
    最終接種から60日以上あけて1歳3ヶ月までに追加1回
    1歳以降接種開始する場合、60日以上あけて2回
    2歳以降接種開始する場合1回 (10歳未満)

・おたふくかぜ
    1歳以降に1回 (年齢制限なし)

・水痘
    1歳以降に1回 (年齢制限なし)

・子宮頸がん(サーバリックス)
    9歳以降1回目、1ヶ月あけて2回目、5ヶ月あけて3回目 (年齢制限なし)


 推奨スケジュール 

 麻疹は重症になりやすいので、1歳の誕生日を過ぎたら、直ちに麻疹風疹Ⅰ期接種を計画しましょう。
次に三種混合Ⅰ期追加を計画しますが、3回目接種後1年~1年半あけるので、早くても1歳6ヶ月以降になるはずです。麻疹風疹Ⅰ期+肺炎球菌追加を同時接種し、三種混合Ⅰ期追加+ヒブ追加を同時接種できれば効率的で、合間におたふくかぜ、水痘ワクチン接種ができれば1歳台の予防接種スケジュールは充実したものとなります。

 3歳過ぎたら日本脳炎Ⅰ期3回を、小学校入学1年前になったら麻疹風疹Ⅱ期を、9歳過ぎたら日本脳炎Ⅱ期を、11歳過ぎたら二種混合を計画してください。
いずれも年齢制限がありますので忘れないように気を付けしましょう。

 子宮頸がんワクチンは、性交渉開始前接種の予防効果が高いため9歳から接種できますが、高価なワクチンで各自治体が中学生を対象として助成金を検討していますので、現時点では中学生になるまで見合わせて良いと思います。

                                    2010年5月
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