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虹診療所

お子さんに多く見られる病気・症状について、家庭でのケア、受診のタイミングなどをできるだけわかりやすくお話しし、お子さんの健康をサポートしていきます。
No  46

下痢の食事療法-幼児・学童編-

 急性の下痢症では、ダメージを受けた腸の機能が回復するまで7~10日くらいかかります。下痢治療の第一は腸粘膜の修復工事をじゃましないように、必要な水分、栄養を与える食事療法です。
 原則は一回量を与えすぎず、消化の良い物から与えることで、少なくとも1週間くらいは食事内容に気を配る必要があります。下痢の量が多いほど、年齢が低いほど、回復まで時間がかかりますので、より慎重に対応しましょう。






 下痢便の回数・量が多く、食欲もない時 

 下痢がひどい時は、食欲もありませんので食事は無理に与えず、腸を少し休ませましょう十分な水分と塩分、糖分を与えることを心がけましょう。小児用のイオン飲料(カロリーオフは不適)、野菜スープ、みそ汁のうわずみ、りんごのすりおろし汁などを1回量は少しずつで何回も与えましょう。


 下痢便が数回/日で、量も多くなく、食欲が少しある時 

 食欲が出て、少し元気になったら食事を始めてください。
1回量はいつもの半分以下にして1日4~5回食から開始し、1~2日ごとに1回量を増やし数日かけて元に戻しましょう。
 食事内容も消化の良い物から1~2日ごとにゆっくりと元に戻していきましょう。消化の良い炭水化物(おかゆ、パンがゆ、煮込みうどんなど)から開始し、やわらかく煮た野菜(にんじん、かぼちゃ、大根、キャベツ、じゃがいも、ほうれん草など)、豆腐、白身魚、ひき肉、卵黄、バナナ、煮リンゴ、果物缶詰などを少しずつ加えていきましょう。


 便も少しやわらかいくらいで2~3回/日、元気な時 

 登園・登校が出来るくらい回復しても、給食メニューの中で控えるべき食品をチェックしてあげてください。

 控えるべき食品

・脂肪の多いもの : 揚げ物、バター
              脂肪の多い肉(豚肉、ベーコン、ソーセージ)
              脂肪の多い魚(さば、いわし、さんま、まぐろ、うなぎ)など
・繊維の多いもの : さつまいも、ごぼう、れんこん、豆類、柑橘類、海藻など
・発酵しやすいもの : 生の果物、砂糖が多く含まれるもの
・消化しにくいもの : 貝類、イカ、タコ、赤飯、玄米、ラーメン、漬物など

                                          2009年12月
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