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虹診療所

お子さんに多く見られる病気・症状について、家庭でのケア、受診のタイミングなどをできるだけわかりやすくお話しし、お子さんの健康をサポートしていきます。
No  42

とびひ(伝染性膿痂疹)

 とびひは、子どもの「夏の皮膚病」として最も多いものです。
 あせも、虫刺され、すり傷などにある種の細菌が感染すると、菌が出す毒素で水ぶくれやただれが起こり、次から次へと広がっていきます。
 夏場の細菌繁殖は非常に早いので、ただれの広がりの早さにびっくりして来院される保護者もたくさんいます。






 原因菌 

 とびひの原因菌には2種類あります。
 夏によく見られる水ぶくれや皮がペロッとむける発疹は、黄色ブドウ球菌によるもので、とびひの80%を占めます。
 残りの20%はA群溶血連鎖球菌(ヨウレン菌)が原因で、かさぶたが付いた発疹が広がります。季節性はなく、アトピー性皮膚炎に合併することが多いです。


 治 療 

 炎症・かゆみを抑えるためステロイドの入った抗生剤軟膏を患部に塗り、さらに抗生剤を4~5日内服します。
 かゆみが強い場合は、かゆみ止めの内服薬を加えることもあります。
 患部が乾き、新しい発疹が出現していなければ治療終了ですが、ダメな場合は再度受診してください。


 予 防 

 夏は毎日のように入浴、シャワー浴で皮膚を清潔にしましょう。爪は短く切って、皮膚を掻きこわしたり、傷つけないようにしておきましょう。
 鼻粘膜にはブドウ球菌を始めとする細菌がたくさんいますので、鼻をいじった指が感染を広げている可能性が高いのです。鼻をいじるくせは止めさせるように指導し、手洗いの習慣を徹底させましょう。

 とびひが発症した場合は、湯ぶねには入らずシャワー浴にして下さい。泡立てた石鹸で患部をそっと丁寧に洗い流しましょう。
 兄弟姉妹がいる場合は、その子たちを先に入浴させる方が良いのですが、無理であればタオル類だけでも別にしてください。
 手足などはガーゼなどで覆うなどして、患部を露出させなければ幼稚園や保育園に行ってもかまいませんし、患部が乾いたらプールに入っても大丈夫です。
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